KSWeb

鉄道やバスなど、公共交通に関するディープな話題をお届けしています。

Article

記事

京成グループ 車両の動き(2025年度)

2026.04.15

京成グループにおける2025年度の車両の動きをまとめてみよう。

D76838.jpg

京成3200形 3208編成
2025.11.21/勝田台〜志津

▲2024年度に登場した新型車両3200形。2025年度は6両編成2本が導入された
D73522.jpg

京成3500形 3554-53
2025.2.5/ユーカリが丘〜京成臼井

▲2024年度に引き続き、2025年度も3500形の置き換えが進行。12両が廃車となった。1972年製のトップナンバーのユニットも鬼籍入り
京成電鉄

- 新 造 - カッコ内は入線日
3208-3207+3212-3211-3210-3209(11/13)
3216-3215-3214-3213+3218-3217(12/3)

- 廃 車 - カッコ内は最終運行日
-3502-3501+3546-3545(3/28)
3524-3523+3538-3527+3522-3521(11/20)
-3526-3525(3/28)

- 貸 出 - ※芝山鉄道へ
3668-3621-3628-3661

車両の新造については、2024年度にデビューを飾った新型車両3200形を6両編成2本、12両導入した。3208編成が日本車両製であるほか、3216編成が3200形として初めてとなる総合車両製作所(J-Trec)製となっている。いずれも6両編成として動いており、3200形は2024年度導入の3204編成と合わせて3編成となった。

対して、3200形の導入に伴い廃車となったのは、3500形。3524編成ほか12両が廃車となった。これにより、年度末時点での3500形の残りは6両編成2本とワンマン運転用の4両編成4本(3540編成含む)の計28両。56両の更新車も半数となっている。

なお、京成は中期経営企画「D2プラン」期間中(2025年度〜2027年度)に3200形を88両導入することを明らかにしている。前述の通り2025年度に導入されたのは12両だったので、今後2年でさらに76両の3200形が増える見込み。3500形や3600形、3400形の淘汰だけでなく、後述のもと新京成車の置き換えを含めて、より大きな車両の動きが展開されるものとみられる。

3600形3668編成が芝山鉄道にリースとなり、4月1日より同社の3代目車両として運用を開始した。3600形唯一のVVVFインバータ車として異彩を放っていた同編成は、2025年度末をもって事実上京成車ではなくなった。なお、3668編成の貸出に伴い3540編成が京成に返却されたものとみられるが、4月1日以降運用に入っておらず、その動向は今のところ不明である。

X86629.jpg

京成3600形 3668編成
2023.11.29/京成幕張本郷〜京成幕張

▲芝山鉄道に貸出された3600形3668編成。芝鉄カラーへの塗装変更も行われたため、京成カラーの3600形は消滅した

3700形の機器更新については、2025年度は2編成で実施され、3798編成と3818編成がその対象となった。

このほか、車両の大きな動きとして、新京成車の編入が挙げられる。2025年4月1日に実施された京成と新京成の合併に伴い、80000形30両とN800形30両、8900形18両、8800形78両が同日より京成の車両となった。塗装も順次、新京成のコーポレートカラーであったジェントルピンクから京成の標準カラーに変更されている。ただし、車両運用や検査体制は今のところ新京成時代のまま踏襲しており、もと新京成車は松戸線の車両として松戸〜京成津田沼・千葉中央のみの限定的な運用となっている。

D76370.jpg

京成8800形 8809編成
2025.10.15/五香〜元山

▲京成の車両となった8800形。もと新京成車の京成カラーへの塗装変更は、2025年度における大きなトピックのひとつであった

新京成車の編入により、車両数は2026年4月1日の時点で762両を数えている。2010年7月の成田スカイアクセス線開業前に520〜30両だった京成の車両は、この20年で約1.5倍に増大することとなった。大手私鉄で、これほどまでに車両を増やしている事業者は他にあるだろうか。「物言う株主」の存在といった外的要因もあるものの、基本的には好調が続いている成田空港輸送をベースとした京成の勢いの現れであろう。2028年度には押上〜成田空港間有料特急用の新型車両も導入される予定となっており、車両の数はますます増える見込みである。

  • 京成
  • タグはありません

関連記事

2026.04.03

京成3500形 3524編成など12両が営業運転終了

京成3500形に廃車が発生。2025年度も3200形の導入に伴い、3500形に廃車が発生した。廃車となったのは、3512編成(3512-11+3526-25+10-09)の中間2両と3524編成...

  • 京成
  • タグはありません
京成3500形 3524編成など12両が営業運転終了

2026.03.11

芝山鉄道3500形 引退記念ヘッドマークを掲出

さようなら、芝山鉄道3500形。京成3500形のうち、芝山鉄道にリースされて芝鉄車として走る3540編成。そんな3540編成だが、まもなく終わりを迎えるようだ。芝山鉄道は、3540編成が3月末を...

芝山鉄道3500形 引退記念ヘッドマークを掲出

2025.12.21

京成3200形 3208編成と3216編成が登場

京成3200形3208編成と3216編成が登場。京成電鉄では、2025年度の新造車として3200形3208編成と3216編成を導入した。いずれも6両編成で、3208編成は3208-3207...

  • 京成
  • タグはありません
京成3200形 3208編成と3216編成が登場

2025.10.19

京成松戸線 新京成線からのビフォー・アフター 車両編

京成松戸線、新京成線からのビフォー・アフター。車両編。京成電鉄が新京成電鉄を吸収合併し、新京成線が京成松戸線として改めて開業してから早くも半年を迎えた。新京成線が京成松戸線となったことで生じた...

  • 京成
  • タグはありません
京成松戸線 新京成線からのビフォー・アフター 車両編

2025.04.10

京成電鉄 松戸線が開業

Hello! Matsudo Line 4月1日、京成電鉄は新京成電鉄の吸収合併を実施した。これに伴い、新京成線は同日より京成松戸線として運行を開始。1947年12月に新津田沼〜薬園台で産声を...

京成電鉄 松戸線が開業

最新記事

2026.04.15

京成グループ 車両の動き(2025年度)

京成グループにおける2025年度の車両の動きをまとめてみよう。車両の新造については、2024年度にデビューを飾った新型車両3200形を6両編成2本、12両導入した。3208編成が日本車両製である...

  • 京成
  • タグはありません
京成グループ 車両の動き(2025年度)

2026.04.10

京成電鉄バスグループ さようなら、京成バス

さようなら、京成バス。京成グループ傘下のバス会社15社を巻き込んだバス事業の大再編から1年。かねてよりアナウンスされていた通り、4月1日、再編の第2ステップとして京成バス(いわゆる京成バス本体)...

京成電鉄バスグループ さようなら、京成バス

2026.04.03

京成3500形 3524編成など12両が営業運転終了

京成3500形に廃車が発生。2025年度も3200形の導入に伴い、3500形に廃車が発生した。廃車となったのは、3512編成(3512-11+3526-25+10-09)の中間2両と3524編成...

  • 京成
  • タグはありません
京成3500形 3524編成など12両が営業運転終了

2026.03.28

京成3050形 「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマーク(2026年)

桜に染まるまち、佐倉。京成電鉄では、3月7日より3050形3051編成において「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマークの掲出を行っている。同社と佐倉市、京成バス千葉イーストが毎年この時期に実施して...

京成3050形 「桜に染まるまち、佐倉」ヘッドマーク(2026年)

2026.03.22

京成バス千葉セントラル2036号車 東京ベイシティ交通カラーのいすゞエルガ

習志野ベイシティバス・・・? 2025年4月にバス事業の大再編を実施した京成電鉄バスグループ。これまで小さな地域ごとに設立されていたグループ15社が、持株会社である京成電鉄バスホールディングスを...

  • 京成
  • タグはありません
京成バス千葉セントラル2036号車 東京ベイシティ交通カラーのいすゞエルガ