2020.04.09
桜に染まるまち、佐倉。
京成電鉄では、3月20日〜4月12日の間、佐倉市とのタイアップで「桜に染まるまち、佐倉」キャンペーンを実施している。キャンペーンのタイトルになっている「桜」とは、千葉県内屈指の桜の名所である佐倉城址公園の桜のこと。キャンペーンはこの桜の認知度向上と、佐倉市への誘客を図るものとなっている。
京成佐倉駅が「京成"桜"駅」に
キャンペーンの開催に合わせて、京成佐倉駅の駅名標と駅入口の看板が「京成"桜"駅」と表記されたものに変更されている。もちろんこれは、駅名である京成「佐倉」とキャンペーンの「桜」とかけ合わせたもの。今回のキャンペーンの舞台が京成佐倉駅だからこそできる、面白いアイデアだ。
駅名標や駅入口の看板の可愛らしいデザインは、今回のキャンペーンでイメージキャラクターとして起用されているファッションモデルの村田倫子さんによるもの。キャンペーンの初日には、駅名看板の除幕式も執り行われている。京成線の駅名で遊ぶ演出は、昨年の「市川ママ」駅以来2例目となる。
ちばグリーンバスの行先表示も「京成"桜"駅」に
今回の企画には佐倉市を中心に運行するちばグリーンバスも参戦。京成佐倉駅のバス停を「京成"桜"駅」としているだけでなく、京成佐倉駅行のバスの行先表示も「京成"桜"駅」に変更するという粋な演出が行われている。「京成"桜"駅」と表示されるのは京成佐倉駅を発着する神門線((田町車庫〜)京成佐倉駅〜第三工業団地方面)と物井線(京成佐倉駅〜物井駅)が対象で、両線では「京成"桜"駅」のほかにも一部の行先で桜の花があしらわれた表示になっている。
新型コロナウイルスの影響で・・・
せっかくのキャンペーンだが、惜しむらくは、新型コロナウイルスの影響で関連のイベントの中止が相次いでいることだろう。特に、今年は暖冬の影響で桜が長く楽しめる当たり年だっただけに、なおのこと残念。キャンペーンは不本意な格好で終わりそうだが、桜はまた来年も必ず咲くので、また同じようなことをやってほしいと願う。
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