2009.07.17
青電がリバイバルカラーとして復活、そして赤電・ファイアーオレンジも復活ということで、今回は4連の珍列車を挙げてみる。平日の午前中に運転されている1051レである。

京成3200形 3298編成
2007.2.26/町屋〜千住大橋

京成3500形 3592編成
2009.4.10/堀切菖蒲園〜お花茶屋
- [平日]1051 回送
- 始発:上 野---- → 終着:高 砂----
- ダイヤ:2006.12.10改正
- 備考:ー
京成のダイヤの特徴の1つとして、定期の回送列車が少ないことが挙げられるかと思う。宗吾車両基地出入庫に絡むものや不定期列車を除くと、本線上を走る回送列車はほとんど見られない。鉄道事業者としては車両を回送させるよりも、乗客が1人でも乗ってくれたほうがよいに越したことはないはずなので、回送列車の少なさは車両の使用効率としても理に適っている。京成には大きな車庫が都内に高砂検車区、郊外に宗吾車両基地、そして規模は小さいが本線のだいたい中間地点かつ千葉線の分岐点に存在する津田沼車庫の3ヶ所があるが、これらが実にバランスよく設置されていることが効率の良い車両運用を生み出しているものと考えられる。3種類の編成長があって、しかも複数の運転系統がありながら、この回送の少なさは実はすごいって言ってもいいのかもしれない。
んで、今回の珍列車はその数少ない回送列車、2006年10月ダイヤ改正にて設定された上野発高砂行の1051レである。上野から高砂検車区に入庫するための回送列車となっている。上野からの高砂検車区に入庫する車両は、上野~高砂間のみの営業運転をしようがないAE100形を除くと、だいたいは高砂まで営業運転を行うはずなのだが、どういうわけか上野から回送で走る列車が登場してしまったのである。上野~高砂間の回送列車はAE100形を除くとこの1本のみという超少数派になっている。
似たような性格の列車として前回の記事で取り上げた9A33がある。なので、1051レも回送で走るくらいだったら9A33のように快速で走らせてはいかがだろうか・・・などと思ってしまいたくなるが、やはり4両編成ということもあってそれは叶わぬ願いなのだろう。回送ということで、1枚目の画像の3298編成のように急行灯がつく可能性もある。優等列車の設定のない4両編成が急行灯をつけて走るのは貴重な姿。青電などのリバイバル塗装車の充当を狙ってみてはいかがだろうか。
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