2011.06.25
JR東日本から201系が引退する。
京葉線はあまり縁のある路線ではないが、千葉県内を走る身近な路線ということで、撮影に出かける機会はそこそこあったので、画像をいくつか出してみようと思う。
京葉線と言えば103系と、京葉線オリジナルフェイスの205系という先入観があって、未だに201系や209系、山手線などから転入した205系には違和感があるのだが、特に青22号に塗られた201系は京葉線というイメージというより、関西を走る201系が関東に来た!ってな感じであった。余談ながら、関東からは先にオレンジバーミリオンの201系が消え、関西からはスカイブルーの201系が先に消えている。国鉄時代から存在した塗装が互いに消滅し、201系の塗装が関東と関西で逆転していたのは何となく面白い。
京葉線としての運用で面白いのはやはり83、85運用であろう。夜に走る通勤快速成東・勝浦行と、その滞泊明けで朝に走る通勤快速東京行である。京葉車で唯一分割・併合を伴う運用であり、東京〜勝浦間の約110kmを一気に走り抜けるという点でも花形の存在。201系のような通勤型車両が風景のどかな外房線の単線区間を行く姿は違和感たっぷりであった。
京葉線からは201系だけでなく、205系や209系も撤退する予定であり、最新鋭のE233系に統一される。"京葉中古車センター"の汚名は返上されるが、様々な車両が運用の制約のあるなかで共存しているのが京葉所属車あるいは京葉線の面白いところであり、E233系への車種統一によって趣味的にはつまらないものとなってしまうのは残念である。
◆ ◆ ◆
いつものパターンで走行音を掲載してみる。
JR東日本201系モハ201-225 舞浜→新浦安
京葉線内の走行音。東京湾岸に爆音を撒き散らす走る騒音でありました。とは言え、この爆音が聞かれなくなると思うと寂しいもんである。
JR東日本201系モハ201-224 誉田→土気
続いて、勝浦行通勤快速の走行音をば。誉田駅で成東行を切り離し後、土気までの場面である。
JR東日本201系モハ201-224 東浪見→太東
通勤快速を乗り続けて、外房線は単線区間へ。単線区間を爆走する姿を想像していたのだが、まったりと走って拍子抜け。
◆ ◆ ◆
201系はJR東日本からは引退となるわけだが、そこまで悲しい気分にならないのは、関西に行けばまだまだ大量に走っているから・・・だろう。
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