2012.01.15
震災後の運行状況その5、ここでは京成千葉・千原線、および直通運転を行っている新京成線を中心にみていこう。
東日本大震災後、3月13日には一旦通常運行に戻った京成千葉線〜新京成線の直通運転は、その後の電力不足に伴う輪番停電の実施により、直通運転は中止とされた。鉄道各社が安定して運転を行なえるようになった16日からも直通運転の中止は継続されており、この間においては千葉線を走る新京成車の運用分を京成車が代走した。
京成車による新京成運用の代走は3月16日より始まった。6両編成3本が新京成車の代わりに京成津田沼〜千葉中央を往復し、千葉線の列車運転本数を維持した。運用番号は臨時用のS01、S03、S05がそれぞれ割り当てられている。代走初日のS03のみ、6両編成がうまく確保できなかったのか、4両編成の3312編成が使用された。
4月4日からの震災臨時ダイヤNo.2では日中時間帯の減便が盛り込まれたが、これは千葉線も対象となったため、千葉線は毎時6本から毎時4本の運転となった。これに伴い、臨時の新京成車代走運用はS03とS05が消滅し、この臨時ダイヤでの代走はS01のみとなっている。
新京成線との直通運転は震災臨時ダイヤNo.4となる6月27日から再開された。これにより京成車の新京成運用の代走は解消され、代走運用は前日の6月26日で終了となった。ただし、この臨時ダイヤでも千葉線の日中時間帯の減便は継続となり、直通列車の再開は通常の5割程度とされた。直通運転の全面再開は9月10日まで待つことになる。
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