2016.01.21
京成電鉄では、成田山への多客に対応して1月の土休日ダイヤ実施日に臨時のシティライナーの運転を行なっている。
1月中の臨時シティライナーの運転は2011年より毎年恒例のものとなっているが、2015年12月のダイヤ修正においてシティライナーの定期運行が取り止めとなったことで、今年の臨時シティライナーは以前に運転されたものとは異なる内容となった。ダイヤ修正の記事でも触れたとおり、定期運行を取り止める前のシティライナーのスジがほぼそのまま臨時列車のスジとなったので、今年の臨時シティライナーはダイヤ修正以前に走っていた定期列車と同様の時刻での運転となっている。車両は同修正にて定期運用を失っていたAE100形が使用されており、シティライナーともども1ヶ月ぶりの復活となった。
ダイヤ修正以前の定期列車とほぼ同じスジで運転されている今年の臨時シティライナーだが、定期運行の時と大きく異なるのは出入庫の場所である。定期運行においては午前下りのシティライナーは高砂出庫、午後上りのシティライナーは高砂入庫であったが、ダイヤ修正でAE100形の高砂留置が消滅したため、出入庫はいずれも宗吾となった。そのため、臨時シティライナーの運転前後に、上野〜宗吾参道間を延々と回送されるAE100形の姿を見ることができる。
今年はAE100形の運転となった臨時シティライナーだが、来年以降もAE100形での運転となるかどうかは不透明。今年は定期運用撤退から臨時運行開始まで1ヶ月足らずということで再登板となったが、来年ということになるとこれから11ヶ月も開いてしまうためだ。今のところ京成電鉄からAE100形の処遇に関するアナウンスは何もないが、臨時シティライナー運転終了後のAE100形ははたしてどうなるのか、気になるところである。
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