2017.03.26
京成バスシステムの路線車両に小変化。
2月上旬より、京成バスシステムに新カラーの車両がお目見えしている。京成バスの子会社である京成バスシステムでは、一般路線用の車両については青と白と赤という従来からの京成バスのカラーで走らせてきたが、ここにきて赤の帯を緑色に変更した車両が登場。京成バスシステムの新カラー...と言ってもこれだけなのだが、京成バスのカラーリングのアクセントとも言える部分の変化によるインパクトは大。京成バスとは似て非なる印象の車両が京成バスシステムで走ることになった。
京成バスでは1990年代から2000年代にかけて運行地域ごとによる分社化を推し進め1)、分社化により誕生した各子会社はそれぞれ個性的なオリジナルカラーにてバスを走らせるに至っている。ところが、京成バスシステムだけは京成バスからの移籍車両が大半を占めていることから、移籍車両を京成バスカラーのまま使う格好となっており、京成バスシステムのオリジナルカラーと言えるものは長らく存在していなかった。そういう意味では、今回の京成バスシステムのお手軽新カラーは、移籍車両が多いという同社の事情を反映したものと言える。
- 1)当時は京成電鉄自動車部であった。現在の京成バスも京成電鉄より分社化したもので、2003年10月より京成バスとして運行開始している。
- 京成バス
- タグはありません
関連記事
京成バスN130号車 千葉中央バスカラーの京成バス
千葉中央バスだと思ったでしょう? 京成バスだよー。京成バスほどの大きな事業者ともなれば変な車両の1台や2台が在籍しているものと思うのだが、これはまさしく変な1台。長沼(営)に所属するN130号車...
千葉内陸バス1185号車 京成カラーの富士7Eノンステップ車両
千葉内陸バスに突如やってきた富士7Eボディのノンステップ車両。千葉内陸バスの1185号車である。見ての通り京成カラーをまとった富士重工7Eボディのノンステップ車両で、京成バスからの移籍車両...
京成バス フルカラーLED行先表示の車両が登場
ついに京成バスにもフルカラーLEDの波が到達・・・! 10月8日に幕張メッセの屋外展示場において開催された「京成バスお客様感謝フェスティバル」で展示されたE164号車(江戸川(営)所属...
京成バスA2-875号車 西武バスからの貸出車両
西武バスが幕張の街を走る。千葉ロッテマリーンズのお膝元である幕張を走る京成バスと、グループ企業に西武ライオンズを擁する西武バスでは、プロ野球リーグの「埼玉vs.千葉シリーズ」開催時において、所属...
ちばシティバスC429号車 復刻塗装
ちばシティバスでは、2月上旬より復刻塗装の車両を運行している。ちばシティバスの塗装と言えば青系のものだが、1999年のちばシティバス運行開始時にこの復刻塗装車両のようにピンク色の車両が存在して...
最新記事
京成電鉄 モーニングライナー・イブニングライナーの特急料金を改定
京成線、モーニングライナーとイブニングライナーを実質値上げ。11月23日、京成電鉄では京成本線で運行している座席指定制の特急列車モーニングライナーとイブニングライナーの特急料金の改定を実施した...
四直珍列車研究 136 - 平日 720T
唯一、かつ初めての羽田空港行。京成線や北総線、都営浅草線では、23日にダイヤ修正が実施される。ダイヤ修正前日の記事として、今回も消えてしまう珍列車を取り上げてみよう。平日720Tレ特急羽田空港行...
京成線 2024年11月23日ダイヤ修正
京成電鉄では、11月23日にダイヤ修正を行う。今回のダイヤ修正について、プレスリリースや15日発売の京成時刻表Vol.33などで明らかになっている情報を基に、その内容を見てみよう。本稿では...
四直珍列車研究 134 - 平日 1681K
京成車の特急泉岳寺行が登場。平日1681Kレは、京成車で運転される特急泉岳寺行である。2023年11月ダイヤ改正で登場した列車となっている。京成車の泉岳寺行は都営浅草線西馬込始発のものは数多く...
京急1000形 「京急夏詣号」運転(2024年)
空とあなたと夏詣。京急電鉄では、6月末より「京急夏詣キャンペーン2024」の実施に合わせて、「京急夏詣号」の運転を行っている。「夏詣」キャンペーンは同社が2019年度より毎年実施しているもので...