2020.03.22
(ダイヤ改正から)147日後に北総線に入る京成3600形。
3月21日、京成3600形3658編成が73K運行に充当し、北総線を走った。今回の3600形の北総線入線のポイントは、何もなかったことだ。3600形が北総線を走るのは2019年10月23日の同じく3658編成以来、約5ヶ月ぶりのこととなるが、この時はダイヤ乱れに伴う代走での入線だった。2018年12月9日にも3638編成が今回と同じ73K運行に充当しているが、これも前日のダイヤ乱れで運用が乱れたゆえのできごとだった。そして、今回はと言うと、特にそういったことは起きていない。3600形がまさに定期運用として北総線に入ったということになる。
3600形の北総線定期運用を可能にしたのは、2019年10月ダイヤ改正で土休日73K運行の動きが変わったため。京成成田から快速特急西馬込行→折返し北総線直通印旛日本医大行→印旛車両基地入庫、夜に再出庫→印西牧の原始発西馬込行→折返し京成高砂行(入庫)というおおまかな流れは変わっていないが、以前は東成田で停泊明けの出庫だったのに対し、ダイヤ改正より宗吾参道出庫になっている。
土休日73K運行そのものはダイヤ改正以前より3600形の充当が可能な運用だったものの、停泊が絡んでいたために土休日ダイヤが3日以上続くことなどが必要で、条件がかなり厳しかった。その厳しさゆえに、前述したダイヤ乱れによる運用乱れ以外での充当がなかったほど。ところが、ダイヤ改正で出庫場所が変わったことでそのハードルが一気に低下。充当に対する縛りがほとんどなくなり、今回のように3600形が前触れもなく北総線を走ることが可能になった。
とは言え、ダイヤ改正から実際に入線するまで5ヶ月かかったのは気になるところだ。これが意図的なものなのかたまたまなのかはわからない。3600形の北総線入線が容易になったとは言え、定期的な北総線入線が見られるかどうかはやっぱり中の人の気分次第・・・?
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