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2023.12.18

船橋新京成バスの20周年記念で「青バス」が復活!

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船橋新京成バス 1302号車
2023.12.12/船橋市本町

▲会社創立20周年記念のレトロバス車両「青バス」として走る1302号車。もともとは貸切用の車両だったが、路線バスへの転用にあたり復刻塗装が実施された
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船橋新京成バス 1302号車
2023.12.12/船橋市本町

▲うしろ側

会社設立から20周年を迎える船橋新京成バスでは、8月上旬よりレトロバス車両「青バス」の運行を開始した。「青バス」とは、新京成バスが新京成電鉄自動車部だった昭和から平成の頃にかけて使用していた、京成バスに似たカラーリングのこと。今回、復刻塗装として「青バス」となったのは同社鎌ヶ谷営業所に所属する1302号車で、2013年式の三菱ふそうエアロスター(QKG-MP35FM)である。

まずこの1302号車についてだが、2013年式の車両ということで新車ではない。どこから現れた車両かというと、もともとは1912号車(後に1943号車に改番)として導入された貸切用の車両となっている。船橋市北本町「ふなばし森のシティ」地区の住民用送迎バスとして使用された後、2023年になって一般乗合に転用。オリジナルの貸切カラーから塗装変更する際に、タイミングよく会社設立20周年という節目と重なったことから、復刻塗装を実施することになったようだ。

そんな1302号車だが、復刻塗装のバスとしてこれ以上ない仕上がりとなっている。こういった類の車両にありがちなラッピングではなく塗装であることもさることながら、窓と窓の間のわずかな隙間や、昨今は塗装が省略されがちなホイールへの塗装も実施。バンパーの塗り分けも絶妙である。さらに、運行開始してからもワイパーをシルバー化、ワンマン表示灯を設置するなど、往年の「青バス」のイメージに近づけるためのこだわりが車両のそこかしこに散りばめられている。

そして、極めつけはナンバープレートだ。もともと「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」特別仕様のナンバーだったが、復刻カラーバスとして運行するにあたり、通常の緑ナンバーへの再交換を実施。そこまでやるか、っていう。このレトロバス車両を担当した中の人の、バスに対する愛情が伝わってくるというものである。とにかく素晴らしいの一言に尽きよう。

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