2007.08.31
あまり新鮮な話でもないんで、ご存知の方もたくさんいらっしゃると思うのだが(^^ゞ、今日取り上げるのは泉岳寺駅の駅名標である。
泉岳寺駅と言えば浅草線と京急線の分岐駅であり、その構造は1番線が京急線方面、2番線が西馬込方面、3・4番線が日本橋方面の北行となっているわけだが、分岐駅となると当然起こり得るのが「誤乗」であって、案内類としてはお客様が正しく目的地へたどり着けるようにするのが半ば至上命題になっていると言えるかと思う。
そんなこんなで、京急線方面しか行かない泉岳寺駅1番線、都営の管轄の駅にもかかわらず案内類が「京急化」していてこれがなかなか面白い。

泉岳寺駅(1番線) 駅名標
2007.8.19/**

泉岳寺駅(4番線) 駅名標
2007.8.19/**
見てのとおり、駅名標が京急のデザインを流用しているのがお分かりいただけると思う。んでもって、デザインが京急っぽいだけなのかと思いきや、フォント類もしっかりと京急で用いられているものが使用されており、かなりの完成度。都が独自に設置したのか、京急側からハナシがあったのか、そこらへんの事情はよく分からないが、都営と京急の"折衷"の駅名票はここだけだ。
関連記事
京成線の成田空港第3ターミナル対応
4月8日、成田国際空港において格安航空会社(LCC)専用の第3ターミナルが新しく開業した。これに伴い、同空港への輸送を担う京成電鉄では新ターミナル開業に対する各種案内類への対応を実施している...
新京成電鉄 新CI&新デザイン駅名標
急にどうした、新京成。それは5月末のことであったが、新京成電鉄は「『シンボルマーク』と『スローガン』が新しくなります」というプレスリリースを出した。新津田沼〜京成津田沼間のくねくね線形を...
京成線の駅名標、続々と更新される
京成線における駅名標を含めた新デザインの案内サインは、2013年8月の上り線高架化で新駅となった曳舟(上りホームのみ)が、同9月に駅のリニューアルに合わせて八幡が新デザインのものとなって以来...
京成線 自立式駅名標、小変化
年度末の予算消化??? 京成線の駅名標が現在のデザインとなったのは1991年の幕張本郷駅開業の頃だと記憶しているのだが(間違っていたらごめんなさい&ご指摘ください)、この時に全部が全部...
「京浜急行」から「京急電鉄」へ
ある撮影地で一緒になった方とお話させていただいたときに知ったのだが、最近、京急の広報物において「京浜急行」ではなく...
最新記事
2025.10.01
京成線 3050形と3000形の違いを探せ!
京成3050形と3000形の違いを探してみよう。2010年7月の成田スカイアクセス線の開業に合わせて導入された3050形。もとは同線を走るアクセス特急用の車両だったが、2019年度からの...
2025.09.25
国鉄型車両を訪ねて 28 - JR東日本EF81形牽引「安中貨物」
国鉄型車両を訪ねて。その28は、EF81形電気機関車が牽引していた「安中貨物」である。JR東日本の電気機関車が風前の灯となっている。同社においては工臨や配給輸送などの業務用列車がE493系や...
2025.09.20
フランス国鉄 TGVに乗る 3 - TGV inOui編
2024年秋にフランスを訪れた際に、フランス国鉄の高速鉄道TGVに乗る機会があったので、雑感を記してみようと思う。その3はTGV inOui編。フランス国鉄TGV乗車記、いよいよ乗車編を記す...
2025.09.15
北総9200形 「北総線沿線活性化トレイン」運転(2025年)
北総線沿線の魅力がぎゅっと詰まった電車。北総鉄道では、7月中旬より「北総線沿線活性化トレイン」の運転を行っている。同企画は、北総線沿線地域の更なる活性化を資することを目的に、北総と沿線自治体...
2025.09.10
京成線 まだまだ頑張る3600形
1982年に営業運転を開始した3600形。2016年度より廃車が始まり、現在では3668編成と3688編成の2編成を残すのみとなっているが、3668編成は2025年8月に、3688編成は...