2011.12.18
震災後の運行状況その4。5月9日から実施された特別ダイヤである。
東日本大震災以後から続いている臨時ダイヤでの運行は、5月9日にはさらにその一部が変更された震災臨時ダイヤNo.3の使用が開始された。このダイヤは車両運用効率のさらなる向上による節電対応に主眼が置かれていたものとみられ、特に宗吾出入庫に絡む定期回送列車が大幅に削減されていることが特徴となっていた。この中にはアクセス運用である平日09Kの午前中における宗吾入庫回送も含まれており、同じく宗吾参道からの出庫回送がキャンセルとなったA15と成田で運用を繋げることで(土休日は01KとA27が繋がる)、3050形の京成本線での営業運転が恒常的に見られるようになったのもこのダイヤの大きな特徴となっている。
アクセス運用から流れる一般運用はほぼ固定されていたようで、平日は09KからA15となり京成本線を特急で往復した後、上野で93になって高砂に一旦入庫。その後、73Kで最出庫して宗吾参道に入庫という流れになっていた。土休日においては2本のアクセス運用が一般運用に繋がるようになっており、1本は01KからA25→97になって高砂入庫の後、09Kで再出庫という運用。もう1本は09Kで午前中に高砂に入庫した車両が59Kで再出庫して、その日は宗吾に入庫という運用であった。これまで京成本線では馴染みが薄かった3050形が、平日は京成本線の特急で、土休日は都営浅草線直通の快速で日常的に見ることができるようになった。平日、土休日ともにその日のうちに所定の本数が宗吾に戻ってくる運用になっていたことから、翌日の運用に支障を来すということはなかった。
このほか、試運転や回送の行路も変更されており、通常は午後に実施される検査出場車の試運転が午前中に実施されるなどの変更があった。
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