2015.07.31
というわけで、バンコクでも適当にバスを撮ってみた。帰りの飛行機までの時間調整を兼ねてバンコクにおける交通の要所の1つ、戦勝記念塔(Victory Monument)の大ロータリーに行ってみた。頭の中ではどういうわけかいすゞのトラックのCMソング1)が流れている。
エアコンなし直営バス(赤バス)
まずはエアコンなしの直営バスをば。バンコクのバスはBMTA(Bangkok Mass Transit Authority、バンコク大量輸送公社)が管理しており、直営バスと民間事業者に委託したバスに分けられる。赤とクリームのツートンカラーに緑色のラインが入ったエアコンなしの直営バス、日本製ということもあって、バンコクのバスと言えばこれを思い浮かべる方も多いのではないだろうか。ただし、ボディは現地生産の模様である。日本では見られなくなりつつあるメーカーのエンブレムが今でも現役。既にだいぶ古くなっているはずだが、こうして日本の製品が長く大切に使われているのを見ると、日本人としてなんとなく嬉しい気持ちになる。
エアコンなし民間委託バス
民間の事業者に運行を委託したエアコンなしバスである。車体はピンク色で、茶色のラインが入っている。日本の感覚からするとなんともドギツイ色だが、ピンク色はタイのプミポン国王の健康と長寿を願う色ということで、タイでは流行りの色らしい。国民の、王室への信頼が非常に厚いタイならではのカラーリングと言えそうだ。元々は白い車体だったようだが、最近になって順次塗り替えられているとのこと。
- 1)世界を結ぶ~アジアの営み篇~ (YouTube) - いすゞ自動車の公式YouTubeチャンネル。2013年4月より放映されたTVCMで、タイが舞台となっている。戦勝記念塔のシーンは0:10〜。
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