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2021.11.17

京成3050形に異変。

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京成3050形 3054編成
2021.11.11/京成臼井〜京成佐倉

▲特急成田空港行として京成本線を下る3050形3054編成。10月上旬より3050形が成田スカイアクセス線仕様のまま京成本線を走るという異変が生じている

9月下旬より今年度新造の3100形が営業運転を開始したのに伴い、3050形が成田スカイアクセス線から京成本線に転用されている。3156編成の導入により3054編成が10月2日から、3155編成の導入により3055編成が11月13日からそれぞれ京成本線での運用を開始した。・・・って、あれ? 両編成ともオレンジ色のままなんですけども???

3100形の導入による3050形の京成本線転用は、2019年度の3051編成、2020年度の3052編成と3053編成に続く格好となっている。しかし、これら3編成がきっちりと赤と青の京成カラーにお色直ししてから京成本線に投入されたのに対し、今回転用された3054編成と3055編成は成田スカイアクセス線仕様のまま京成本線を走っているという点で大きく様相が異なる。特に、昨年度に転用となった3052編成と3053編成は2019年10月ダイヤ改正でいったんオレンジ色に変更された後、わずか1年足らずで京成カラーに再変更されるという念の入れようだっただけに、昨年度と今年度で起きている事象の落差が激しい。

京成車の8両編成は京成本線と成田スカイアクセス線で運用が明確に分かれており、何もなければそれぞれの仕様の車両が各々の運用に入る。一時期はこうした車両の使い方がガバガバしていたこともあったが、2019年10月ダイヤ改正で成田スカイアクセス線仕様の車体色として同線の案内カラーと同色のオレンジ色が導入されてからは、運用が特に厳格化。これ以降、成田スカイアクセス線仕様の車両が京成本線を走るのは、ダイヤ乱れなどのやむを得ない事情がある時だけに限られていた。そんなわけなので、オレンジ色の3050形が京成本線の運用に日常的に、しかも2編成が同時に入っているのは、きわめて異例な事態なのである。

なぜ3054編成と3055編成が成田スカイアクセス線仕様のまま京成本線を走っているのかは不明。京成カラーに変更する予定が遅れているのか、あえてそのままにしているのか、それとも別に何か事情があるのか・・・。しかし、いずれにしても成田スカイアクセス線仕様の車両のオレンジ色を誤乗防止のためのもの1)としている以上、オレンジ色の車両が京成本線を走る状態はあまりよろしくないものと思われる。はたしていつになったら解消されるのだろうか。

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