四直珍列車研究 65 - 平日 580K・土休日 566K
2013.10.25
さようなら、飛行機マーク。
京成3000形 3001編成
2012.8.11/八 広
- [平日]580K (飛)快速羽田空港行
- 始発:宗吾参道521 → 終着:羽田空港702
- ダイヤ:2012.10.21改正
- 備考:押上からエアポート快特
- [土休日]566K (飛)快速羽田空港行
- 始発:宗吾参道521 → 終着:羽田空港704
- ダイヤ:2012.10.21改正
- 備考:押上からエアポート快特
ダイヤ改正前恒例の消えてしまう珍列車シリーズ、今回はこの列車以外に挙げるものはないだろう。早朝に設定されている(飛)快速羽田空港行である。列車自体は残存するものの、10月26日のダイヤ修正で「(飛)快速」の種別が消滅となるため、26日以後は飛行機マークなしの快速羽田空港行としての運転となる。以前紹介した506Tレと同様、以前は当たり前のように走っていた列車なので、珍列車として取り上げるのにはいささか違和感を覚えるのだが、とは言え現在のダイヤでは1日1本のみのれっきとした珍列車なので、やはり取り上げないわけにはいくまい。
早朝に運転される当列車は2004年10月ダイヤ改正で登場したものとなっている。早朝における京成本線から羽田空港への速達列車となることから、同改正の目玉の1つとされており、当時配布されたダイヤ改正のパンフレットにも「早朝に『(飛)快速』を運転」の文字が踊っていた。2004年10月の時点では平日、土休日ともに都営車の運用(506Tレ)で、この列車に充当するためにこの時から都営車の宗吾参道停泊が設定されたのであった。このように当初は都営車の運用であったが、2006年12月ダイヤ改正で土休日の列車が京成車の運用となり、2012年10月ダイヤ改正で平日も京成車となった。
(飛)快速自体は、成田スカイアクセス線が開業した2010年7月ダイヤ改正以前においては比較的見る機会の多い種別であった。2002年10月ダイヤ改正で登場した飛行機マーク付きの(飛)快速は、京成本線上り快速のうち押上からエアポート快特になる列車に対して使われており、なおかつ日中は京成本線からの快速が羽田空港まで直通する運行系統だったため(飛)快速を多数見ることができた。エアポート快特が40分毎の運転だったため、(飛)快速も40分おきに走っていた。成田スカイアクセス線が開業すると、日中の京成線からの羽田空港行は成田スカイアクセス線を走るアクセス特急と繋がる運行系統になり、日中の京成本線からの快速はそれまでの羽田空港行から西馬込行に振替えられたため、(飛)快速を使う機会がごっそりと失われてしまった。この2010年7月ダイヤ改正で唯一残ったのが表題の平日580Kレおよび土休日566Kレというわけである。早朝の(飛)快速は、言わば残党だったのだ。
ところで、鉄道各社は1つの種別に対して1つの色をあてていること(特急=赤、急行=青など)が多いが、この(飛)快速は何色になるのだろうか。2002年10月ダイヤ改正で(飛)快速が登場した当時はエアポート快特に合わせた緑であり、おそらく今も緑をイメージされる方が多いだろうと思われる。しかし、2010年7月ダイヤ改正の時に作成された路線図は通常の快速とひとまとめにされてピンクで案内されており、同時期に登場したフルカラー対応のLED式発車標も(飛)快速の地色はピンクとなっている。このため、種別幕だけ登場時の緑のままになっている格好である。しかし、それも同改正で種別幕を交換する機会があったはずで、その時に種別色をピンクに統一できなかったのか疑問が残るところではある。早朝1本のみの設定ということと合わせて、末期はとにかく中途半端という印象が拭えない列車であった。
京成線停車駅案内 快速の凡例
2013.10.16/**
青砥駅のフルカラー対応発車標と3400形の種別幕
2013.10.11/**
◆ ◆ ◆
余談ながら、「(飛)快速」からただの「快速」になるはずの平日580Kレと土休日566Kレについて、2013年10月26日ダイヤ修正号となる京成時刻表Vol.26-2では時刻表上の種別が「エアポート快速」のままになってしまっており、種別の消滅ですら中途半端な形になってしまった。
関連記事
2014.04.19
四直珍列車研究 66 - 平日 1933T
平日1933Tレは、平日夜間に運転されている都営車の通勤特急成田行である。京成線における2013年10月のダイヤ修正は比較的小規模なものであったが、過去に消滅した列車の復活が目立つダイヤ修正の...
2013.09.20
四直珍列車研究 64 - 平日 644T
平日644Tは北総線からの神奈川新町行である。2012年10月のダイヤ改正で登場した列車で、現行のダイヤでは泉岳寺以北で見られる唯一の神奈川新町行となっている。北総線から京急線に向けては羽田空港...
2013.08.20
四直珍列車研究 63 - 平日 1993H
北総線内を急行で走る京急車。1993Hは、平日の夜に運転されていた京急車の急行印旛日本医大行である。2010年7月のダイヤ改正で登場した列車で、それまで高砂止だった同列車を印旛日本医大まで延長...
2013.07.11
四直珍列車研究 62 - 平日 514T
都営車のオレンジエアポート快特。平日514Tは早朝に1本だけ設定されている都営車のエアポート快特である。都営車のエアポート快特は1998年11月ダイヤ改正での種別新設時から多数の設定があったが...
2013.06.10
四直珍列車研究 61 - 平日 1870K
1870Kレは平日夕方に運転される成田空港発特急羽田空港行である。2012年10月のダイヤ改正で登場した列車で、久々となる京成本線からの特急羽田空港行となっている。京成車の特急羽田空港行は...
最新記事
2026.03.11
芝山鉄道3500形 引退記念ヘッドマークを掲出
さようなら、芝山鉄道3500形。京成3500形のうち、芝山鉄道にリースされて芝鉄車として走る3540編成。そんな3540編成だが、まもなく終わりを迎えるようだ。芝山鉄道は、3540編成が3月末を...
2026.03.06
京急2100形 「河津桜ラッピング列車」を運転
春がはやく来るまちへ。京急電鉄では、2月9日より「河津桜ラッピング列車」を運転している。同社が早咲きで有名な三浦海岸の河津桜の開花に合わせて実施している「三浦海岸河津桜2026キャンペーン...
2026.02.28
京成8900形 赤と青の京成カラーに塗装変更
京成カラーの8900形が登場! 2025年4月より京成の路線となった新京成線改め松戸線では、車両について京成カラーへの塗装変更が進められている。これまでに8800形と80000形、N800形で...
2026.02.22
京成80000形 千葉線への直通運転開始
京成80000形、千葉線に現わる。12月21日、長らく松戸〜京成津田沼のみで運用されていた80000形が千葉線への直通運転を開始した。同日の603Fレ(松戸線内303レ)松戸発千葉中央行に...
- 京成
- タグはありません
2026.02.12
京成バス4005号車 カモメカラーの日野ブルーリボンハイブリッド連節バス
カモメカラーの連節バスが15年ぶりに復活! 幕張新都心を走る京成バス新都心営業所の連節バス。その塗装は2010年に導入されたメルセデス・ベンツ製のシターロGよりジェダイドグリーンと呼ばれる青緑色...
- 京成バス
- タグはありません
2026.02.06
北総7500形 「ウマ娘コラボ広告ジャックトレイン」運転
北総鉄道×白井市と『ウマ娘』のコラボ企画第2弾。北総鉄道では、1月下旬より「ウマ娘コラボ広告ジャックトレイン」を運転している。これは、同社と白井市が株式会社Cygamesの協力のもとで実施して...










