2013.02.07
1月下旬より、京成3000形の8次車にあたる3026編成がお目見えしている。
京成電鉄としては2年ぶりの新造車となる3026編成は、その外観の通り、成田スカイアクセス線用に製造された50番台(3050形)ではなく0番台となっており、2007年度に新造された3025編成の続番になっている。2008年度、2011年度は新造車がなく、また、2009年度と2010年度は成田スカイアクセス線用のAE形と3050形の製造に追われており、京成本線を走る一般車の入れ替えが無い状態が続いていたが、これが5年ぶりに再開されることとなった。
前述のように3000形8次車は6次車の続番になっているものの、3050形(3000形7次車)の製造を挟んでいるので、LCDによる駅名等の案内、スクロール式コンプレッサの採用、運転状況記録装置や自動放送装置の設置などなど、全体的に3050形の仕様となっている。内装と外装は3000形に準じている。このほか3026編成として、3026-6号車の成田方にレール塗油器を設置、3026-7号車の室内照明にLEDのものを試用しているとのことである。
搬入は、1月27日から28日にかけて豊川の日本車両から金沢八景の総合車両製作所まで輸送され、2月4日に金沢八景から京急線、都営浅草線を介して京成入線となった。金沢八景から宗吾参道への回送は3600形による牽引ではなく、自走であった。また、7日に八千代台〜東成田間で2往復の試運転を行なった。
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